《川喜田家創業400年記念企画展》 伊勢商人の商い(ビジネス)と文化(カルチャー)
江戸時代、「伊勢商人」と呼ばれた豪商たちは、伊勢(いせ)国(のくに)の出身で、江戸の日本橋界隈に店(たな)を構えて木綿や紙などを商い、近代にかけて繁栄を続けました。
なかでも津に本拠を置く川喜田家は、津の田中家、松坂の長谷川家、小津家、長井家などと並んで代表的な「江戸(えど)店(だな)持(も)ちの伊勢商人」に数えられています。
川喜田家は寛永3年(1626)、のちに江戸の一等地となる大(おお)伝(でん)馬(ま)町(ちょう)一丁目に大店を構え、以来昭和13年(1938)まで三百年以上にわたり営業していた木綿問屋で、本年は創業から四百年目の年にあたります。
伊勢商人の特徴としては、17世紀より決算書類に複式簿記に近い書式を用いていたこと、江戸店の従業員はすべて伊勢国出身であったこと、当主は伊勢に在国したまま店の運営は支配人(番頭)に任せ、年に一度または二度の決算報告を受けていたこと、「大伝馬町組」…
江戸時代、「伊勢商人」と呼ばれた豪商たちは、伊勢(いせ)国(のくに)の出身で、江戸の日本橋界隈に店(たな)を構えて木綿や紙などを商い、近代にかけて繁栄を続けました。
なかでも津に本拠を置く川喜田家は、津の田中家、松坂の長谷川家、小津家、長井家などと並んで代表的な「江戸(えど)店(だな)持(も)ちの伊勢商人」に数えられています。
川喜田家は寛永3年(1626)、のちに江戸の一等地となる大(おお)伝(でん)馬(ま)町(ちょう)一丁目に大店を構え、以来昭和13年(1938)まで三百年以上にわたり営業していた木綿問屋で、本年は創業から四百年目の年にあたります。
伊勢商人の特徴としては、17世紀より決算書類に複式簿記に近い書式を用いていたこと、江戸店の従業員はすべて伊勢国出身であったこと、当主は伊勢に在国したまま店の運営は支配人(番頭)に任せ、年に一度または二度の決算報告を受けていたこと、「大伝馬町組」という株仲間を組織して経営の安定をはかり、商品のより安全な輸送ルートを確立していたことなどが挙げられます。
また歴代の当主たちは、様々な文化活動に勤しみ、高い文化水準を保持していたことも知られています。
川喜田家の創業400年を記念する本展では、館蔵資料より、質量ともに充実した川喜田家歴史資料(商業文書)と、歴代当主が蒐集した多岐にわたる分野の文化財から、伊勢商人の商いと文化をご紹介いたします。